質問 カラーユニバーサルデザインの配慮の一つに「色名を明記」とありますが、なぜ必要なのでしょうか?

回答 地下鉄やバスなどの路線図を例にあげると、路線ごとに色分けされているのが一般的です。「赤は○○線で緑は○○線」などと色名を使って会話をする場合が多いのですが、色弱者は色の違いはわかっても、見ている色が何色と呼ばれているかがわからないことがあります。そんな時、凡例などに色名が書いてあるととても助かります。

また、衣服を選ぶときにも同じで、プライスタグなどに「こげ茶色」などと具体的な色の名前が書いてあれば色弱者が店員さんに「これは何色ですか?」と聞かなくてすむのです。間違ってイメージと異なる色を購入するといったこともありません。

色名を明記することは、正に「ヒトに優しい社会」への大切な配慮の一つと言えるのではないでしょうか。