質問 私は赤緑色弱です。シミュレーションの写真を見ましたがとても同じ写真には感じません。もっと色を感じます。色弱ではない方が見た場合「色弱の人はみんなこんな風に見えているのだ」という誤解を招くのではないですか?

回答 現在普及しているシミュレーションツールは、「強度」の色弱者の一例をパソコンの機能を使って簡易的に再現したものにすぎません。「弱度」の色弱者がシミュレーションを見たとき「このような見え方はしない」と感じられるのも事実です。

これまで当機構ではカラーユニバーサルデザインを進めていく立場から、最も配慮が必要な「強度」の色弱者の見え方を参考例として説明し理解を求めてきました。

また、シミュレーションではできることとできないことがあり、私たちがこのシミュレーションを用いる場合、必ずそのことも明記し説明しています。

今後も誤解を招かないように最善の努力を続けていくとともに、「さまざまな色覚特性の方々に配慮したユニバーサルな色彩環境を実現する」という目標を掲げ活動していく所存です。