札幌市立大学で特別講義〜ユニバーサルデザイン論〜カラーユニバーサルデザイン

日時 2021年12月22日

対象 札幌市立大学 デザイン学部 2年生 90名程度

オンライン授業

担当 小宮加容子 准教授
札幌市立大学芸術の森キャンパス

昨年に引き続いてオンラインにての講義。利点は個々の学生さんの興味・関心を維持すれば非常に効果的に個々に情報が到達すること。欠点はいくらでも怠けて参加できること。まあ、何分の一かは聞いていないのは集合教室での講義と同様です。むしろ、目の前のディスプレイに集中するタイプの学生さんにとっては遠くで喋っている講師よりも良いのかもしれません。オンラインの講義には「問いかけ」と「回答」を意図的に繰り返す必要があります。全員が参加するような問いかけをすることが必要です。例えば2択の設問をすると全員が反応するまで待てるし、呼びかけができます。これを繰り返しつつ、4択とか5択の設問に移行していくと学生さんたちは付いてきます。

カラーユニバーサルデザインについては毎年、少しずつ認知度が上がっています。言葉として「カラーユニバーサルデザイン」は知られてきています。しかし、講義をすると必ず
●初めて知った色弱の世界

●当事者の立場がよく理解できた

●遺伝の知識が初めて身についた

●優劣ではなく、少数派・多数派→多様性なんだ

●デザイナーとして絶対に知らなくてはならない知識だ

などの反応がいただけます。

粘り強く、続けていくしかないですね。栗田